東日本大震災での被害に心を痛めたことをきっかけに、2012年3月11日に札幌市で創業しました。その後、雪利用の聖地である北海道美唄市に本社を移し、全国の積雪寒冷地を対象に雪冷房設計を展開。創業当初は設計業を主業としてきましたが、移転後は雪を活用した食品(スノーフード)の開発や販売へと事業を拡大します。
そして2014年にNEDO委託研究の受託を機にデータセンタ事業に参入し、データセンターからのIT廃熱を利用したうなぎ養殖事業を2020年から開始しました。このほかにも産学官からなる雪利用の研究組織「美唄自然エネルギー研究会」や、雪を活用した食品（スノーフード）の研究組織「北海道スノーフード研究会」などの組織の運営に携わりながら、雪を通じた地域貢献を行っています。

弊社は冬に降った雪を夏まで保存し、冷房や冷蔵用の冷熱エネルギーとして活用する技術「雪冷房」を専門に設計する日本唯一の設計事務所です。多くの関連特許を所有しており、現在のところ競合企業が存在していないことは大きな特徴です。この技術は雪国のやっかいものである雪を活用する新たなエネルギー源を見出し、持続可能社会を実現するために必要な環境負荷の低減に繋がる非常に注目度の高い事業です。
現在は、雪冷房のデータセンターから排出されるIT廃熱を回収し、北海道初のニホンウナギ養殖を展開しています。このように弊社は養殖事業から加工事業、販売や飲食業まで一気通貫で行い、水産業の6次化を環境負荷を大幅に削減した独自の技術で実現しています。

弊社は特別豪雪地帯に指定された、冬期の多雪に悩む積雪寒冷地において“やっかいもの”である雪を逆転の発想で冷熱エネルギーとして有効利用することで、地域に恩恵を提供しています。この雪氷冷熱エネルギーは、地球環境負荷を低減し、持続可能な社会を築くことに貢献しています。
また、地元の自治体と二人三脚で雪冷熱を活用した企業誘致なども実施しており、自治体による除排雪を用いて、データセンターの冷却を行う「ホワイトデータセンター構想」を打ち立て、発生するIT廃熱を利用したうなぎ養殖事業を行っています。北海道唯一で生産されているニホンウナギ「雪うなぎ」で、新たな地域の特産品づくりを行い、これからも地方創生に貢献してまいります。

弊社の仕事は、独創性に富んだ誰もやったことのない事業が多く、非常にやりがいのある仕事です。行政や地域住民との交流機会も多く、地域で活躍したい方にも思う存分活躍できる場を提供できる企業だと思います。
求める人物像としては、特に未開の事業のなかで、柔軟な対応力とフットワークの良い機動力が求められます。フロンティア精神のある設計技術者、うなぎ養殖に興味ある人材、食品開発に興味ある方など新卒、中途ともに大歓迎です。また、パート作業員・店舗スタッフも募集しています。
雪冷房の設計や熱利用事業など、一緒に事業を行ってくださる企業様も求めておりますので、ご興味のある方はぜひご連絡ください。