企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
東日本大震災の災害復旧工事に伴い、下水道の維持管理業を生業として設立しました。当時の須賀川市は、地震の影響により下水道が甚大な被災を受けてる状況でした。しかし下水道復旧は流れてる汚水の扱いに苦慮して工事がなかなか進みませんでした。その状況を改善したのが私どもの『エアハート工法』でした。この工法は日本で初めて下水道災害復旧工事に特化して開発したシステムのため工事の進捗が改善しました。そしてこの実績により、熊本地震や胆振東部地震(北海道)では下水道の災害復旧工事のほとんどで使用され、地域住民の方々のストレスも軽減しながら工事を進めることが出来ました。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
国土交通省によると現在全国の下水道管渠の総延長は約49万Kmあり、標準耐用年数の50年を経過した管渠の延長は20万Km(約40%)と今後は急速に増加傾向。また記憶に新しい八潮市の道路陥没事故(埼玉県の流域下水道管渠の腐食が起因した陥没事故)そして、能登半島の地震による下水道の災害復旧工事や今後予想される南海トラフ地震など、国内の下水道を巡る状況はまさに予測不能。毎日当たり前に使っている下水道が使用できなった時の不便さを経験すると改めて下水道のありがたみを感じる。その当たり前を継続させるために弊社の『エアハート工法』を活躍させたい。
御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
実際に作業されてる方でも抵抗感のある汚水の取り扱いについて、その衛生状況を改善した画期的なシステム『エアハート工法』。この工法を実用的にしたのは特殊ポンプの存在が大きく関わっております。このポンプはSDG'sの複数の側面に関連しています。その中でも特に『清潔な水と衛生設備の確保』『産業、技術革新とインフラの充実』『持続可能な都市コミュニティの構造』の3つが該当します。緊急時にエアハート工法による特殊ポンプを活用することは、都市やコミュニティの持続可能性を向上させ、生活の質や周辺環境の保全に役立ちます。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
現在、当社は4名という少人数体制で業務を行っており、完全分業制を採用しています。これにより、それぞれの個性や得意分野を活かしながら、自分らしく働ける環境を整えています。風通しがよく、意見交換もしやすいため、互いに学び合いながら成長できる職場です。将来的には全国展開を目指しており、既成概念にとらわれず、自ら考え発信できる人材が必要になると考えています。ただし、それは少し先の構想です。今はまず、チームワークを大切にし、柔軟に対応できる方と一緒に働きたいと考えています。
ひとを知る

代表取締役社長
池田 進
千葉商科大学卒業後 病院の事務、ゴルフ場スタッフなどを経て、36歳時に下水道維持管理業の企業に入社。17年勤めその後、ケイエス株式会社を設立した。11年前の2023年に自治体からの要請がきっかけで、下水道水替分野では画期的なシステム『エアハート工法』を開発した。現在、エアハート工法協会も設立10年目であり、全国に約30社の会員がおり、益々の発展に努力中である。
SDGsへの取り組み
- 【6】『清潔な水と衛生設備の確保』つまり、地震等の災害により、下水道施設や上水道施設が損傷し、排水システムに問題が生じた時など、早急な水替えの応急復旧に不可欠です。
- 【9】『産業。技術革新とインフラの充実』つまり、災害時の電力の確保等が困難な場面でも早急な復旧が可能である。
- 【11】『持続可能な都市とコミュニティの創造』つまり、インフラの復旧を短時間で低コストで支援することが可能です。
企業プロフィール
企業名 | ケイエス株式会社 |
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所在地 | 〒962-0858 福島県須賀川市栄町254番 |
創業年 | 2011年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 池田 進 |
事業内容 |
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企業ロゴ | ![]() |