企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
1979年に先代社長が薄井測量設計事務所を設立し、1987年に株式会社薄井測量に法人化。売り上げの柱が公共事業のため景気に左右されやすく、バブル崩壊後の1990年代から2000年代にかけて売り上げが激減しました。そんな中でも電子平板やGPS測量機など最新測量技術を積極的に取り入れ、少ない商機を逃さず何とか凌いできました。2011年の東日本大震災の災害復旧を機に自動追尾のトータルステーションを導入し、省力化を実現。さらに2019年の台風19号を機に安全で迅速な災害復旧を目指し地上型レーザースキャナーやドローンレーザースキャナーなどを導入し、人手不足の中、省人省力化に努めています。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
現在建設業界では、省力化実現のためICT施工が進められていますが、その建設会社のICT施工に対応すべく3次元測量を積極的に導入しています。3次元測量には、地上型レーザースキャナーやドローンレーザースキャナーなどの最新機器と確かな技術力が必要ですが、変化を恐れず最新機器の導入と技術習得に努めています。また、気候変動の影響で昨今頻発する地震災害や豪雨災害がますます増えると予想されていますが、これらの機器・技術があれば人が立ち入れない崩落現場や土砂崩れ現場でも安全・迅速に作業できるので早急なライフラインの復旧に寄与できると確信しています。

企業から見た地域の魅力について
御社から見た福島地域の魅力について教えてください。
白河市は、歴史と自然が静かに溶け合う、時間がゆったりと流れるまちです。かつての城下町としての面影を残す小峰城や白河関跡は、往来の記憶を今に伝え、訪れる人に過去と対話するひとときを与えてくれます。南湖公園や翠楽苑に広がる風景は、四季の息吹を映しながら、見る者の心を穏やかに包みます。人工と自然、過去と現在が静かに調和するこの土地では、何気ない風景にも物語が宿り、歩くたびに新しい気づきが生まれます。白河は、歴史を感じながら心を休めたい人にこそ訪れてほしい、やさしい余白のある場所です。忙しさに疲れた日常の隙間に、そっと入り込んでくるような優しい時間がここにはあります。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
弊社では、誠実で丁寧な仕事を大切にし、チームでの協力を大事にできる方を求めています。測量はまちづくりの土台を支える重要な仕事です。地道な作業にも真摯に取り組み、地域社会との調和を大切にし、地域や社会への貢献にやりがいを感じられる方を歓迎します。また、3次元測量、ドローンレーザースキャナーや地上型レーザースキャナーなど新しい技術への関心を持ち、学び続ける姿勢を持つことも大切です。自然の中での作業や地図・空間情報に興味がある方、そして変化を前向きに楽しめる方と共に、よりよい未来を築いていきたいと考えています。

ひとを知る

代表取締役
薄井 久
測量業界が不景気の2003年に会社を立て直すべく入社し、創業30年を機に代表取締役に就任する。公共事業中心の不安定な業績を安定させるために販路を拡大すべく奔走し、零細企業ながら建設機械レンタル大手である株式会社アクティオとの業務提携を実現。また、幾多の災害測量の経験から、安全・迅速にライフライン復旧させるという強い信念から、地上型レーザースキャナーやドローンレーザースキャナーなど最新設備を導入する。
SDGsへの取り組み
- 【8】ICT技術の導入やドローン測量の活用により、作業効率の向上や安全性の確保を図っています。
- 【13】ICT技術やドローン測量の技術の研鑽に励み、災害時の迅速な復旧活動の効率化に寄与します。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社薄井測量 |
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所在地 | 〒961-0403 福島県白河市表郷番沢字里見52番地 |
創業年 | 1987年創業 |
代表者 | 代表取締役 薄井 久 |
事業内容 |
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