企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
弊社は、一子相伝で継承されてきた稲庭うどんの伝統製法が1972年に公開されたことをきっかけに、1973年11月24日に設立しました。その後、1990年に秋田県優良県産品として認定され、さらに2002年11月には秋田県特産品開発コンクールで「籾発芽玄米使用稲庭古来うどん」が県物産振興会長賞を受賞しました。また弊社では、一般的な「稲庭うどん」だけではなく「そば・そうめん」の製造も行っており、2003年には「稲庭そば」が秋田県優良県産品として認定されました。経営・衛生面では、2020年に秋田県HACCP認証、2021年から2022年の2年間は健康経営優良法人の認定を受けました。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社では、300余年の伝統製法にのとった手作業で製造しております。最初の工程の「練り」から「裁断」までに3日間を要し、その間に幾度となく熟成を繰り返すことにより小麦粉の旨味が醸し出されます。また、稲庭うどん独特の「手綯い(てない)」を手作業で行うことにとり、独特の食感(程よいコシ)を味わっていただけます。さらに、伝統的な稲庭うどんに加えて、みちのくの小京都・角館の桜をイメージした「桜色のさくらうどん」や2022年2月に新発売した「宇治抹茶粉末入り稲庭古来うどん」、蕎麦やそうめんも製造・販売しています。多種多用な麺を製造出来ることも弊社の強みです。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た秋田地域の魅力について教えてください。
おいしいものが多いことが、秋田県の魅力だと思います。全国でも有数の米どころである秋田県の水は非常に水質が優れており、そのような環境で作られたお米はやはりおいしいですし、このお米を使った日本酒は格別です。さらに、秋田県では果物の生産も盛んで、会社の近くにもさくらんぼやりんご、スイカなどの畑があります。他にも、各地域の地名を冠した畜産物もあり、種類も豊富なため秋田県を訪れた際は地域ごとの特色あふれる特産品を見つけることができるでしょう。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
弊社では、秋田県の伝統産業である稲庭うどんを製造しております。そのため、日本の伝統食文化を継承するという意志のある方を募集しております。また、稲庭うどんの製造は手作業が多く、慣れるまでにはある程度の時間がかかります。ですが、弊社ではそういった方のサポートして稲庭うどんの職人となっていただきたいと考えております。さらに、経験者の方であっても、会社ごとに作り方は微妙に異なりますので、ゆっくりと時間をかけて、初心者も経験者も弊社の製造に慣れていただきたいです。
ひとを知る
代表取締役
麻生一
地元の学校を卒業後、地元の農協に就業し数々の職務を経験をすると共に幅広い人脈を構築。1986年に父親である先代社長が経営していた「稲庭古来堂」に入社し、製造・営業・工場管理など多方面の業務に従事。2001年に代表取締役に就任。その後は商工会や稲庭うどん組合、観光物産協会等の理事を歴任し、地元経済の活性化にも力を注いでいる。
企業プロフィール
企業名 | 有限会社稲庭古来堂 |
---|---|
所在地 | 〒012-0107 秋田県湯沢市稲庭町字稲庭258-4 |
創業年 | 1973年創業 |
代表者 | 代表取締役 麻生一 |
事業内容 |
|
WEBサイト | リンクはこちらから |
求人応募ページ | |
企業ロゴ |