BaseLine

ただの飲食業ではない、福祉との連携でシナジーを生み出し、課題解決

コロナ禍で、ただでさえ課題が多かった飲食業の実態が明るみになり、やめてしまった会社がたくさんあります。人材が集まらない環境が加速している昨今。障がい者雇用が我が国において促されている今、弊社では第二創業で就労支援をスタートし、食材加工の連携を取ることによって人材不足の一端を担ってもらえるようにしております。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。

私は、2011年11月より個人事業主としてスタートいたしました。2013年には法人化し、株式会社BaseLineを設立し、2年で「欧風料理Bar・PasPaSaPorte」を始め4店舗をオープンさせるまでに成長いたしました。2016年に食肉加工業の株式会社羽後の國ファームに出資し取締役に就任します。その後、「肉山秋田」、「フォカッチャのある暮らしふだんむぎ」、「ソトヤマ」、「コワーキングスペースHare」をオープンさせることに成功いたしました。また、商品開発においては、エバラ食品工業・諸井醸造・食品研究センターなどと連携することで秋田牛を発酵させた新調味料「肉醤」を開発し、焼肉のたれを販売しております。第二創業である福祉事業では、障がい者にもっとプロ意識の高い仕事をしてもらいたいと思い、自ら仕事を探しました。そのうちの1つが、日本料理たかむら様と一緒に作ったブランド「御結び専門店むすひや」です。こちらを定期卸として稼働させ、有名百貨店やスーパーに高単価で販売や行政案件で資源を生かした加工品を製造しております。また、レストランとの連携で、実際にプロが使うソース、カレーを製造することで、人材不足をカバーし、かつ、美味しいと沢山の感想をいただきました。優秀な人材については、株式会社BaseLineでの雇用も視野に進めております。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えて下さい。

弊社は飲食を始めとする多くの事業を行っておりますが、強みは働きやすさです。たとえば、飲食店ではタスクを細分化し、スタッフが得意なタスクやライフワークに合わせて仕事を選ぶことができます。これは、障がいを持っていても働きやすい環境でもあります。しかし、障がい者だからといってクオリティの低い仕事をさせるわけではなく、プロが作っているものと同じものを作っております。たとえば、日本料理たかむら様と商品開発をしたおにぎりですが、よりプロの握りに近くなるよう機械を使い、障がい者の皆さんが作ります。このようにプロのものを作るということは、障がい者としての自信を持ってもらい、誇りに思っていただけると思います。現在は、食を通じて業界の垣根を越えた新しいものづくりに挑戦中です。

企業から見た地域の魅力について

御社から見た秋田地域の魅力について教えて下さい。

横手市には観光地もありますが、まずは友人が多いことが魅力の1つです。私たちのように地元の人が町に出れば、すぐに友人や知り合いに出会うことができ、助け合いの場となっております。また、横手市にはチャンスがあることも魅力ではないかと思います。現在、私は中規模の会社や、お金を持っている会社が横手市に多いと感じております。しかし、業種に偏りが目立っており、点で活躍している業種が決まっている印象があります。この地域では、面としての連携を必要としており、多くの事業のチャンスがあちこちにあるのではと思っております。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。

一番大事なことは、もちろん、飲食というこの仕事が好きかどうか、ということです。現在AIの普及により、技術的なヒントは簡単に得ることができるようになり、頭の良さはさほど重要ではなくなっております。だからこそ、その方の心持ちを見てみたいと考えます。また、弊社にはない視点を持つ方も歓迎しております。業界の可能性を広げていくためには、既にある切り口ではなく、むしろ新しい切り口が必要です。若い方の視点や意見を取り入れ、実行したいです。たとえ失敗したとしても、社員たちでフォローをするので、共に業界の垣根を越えて、新しいものを創り出していきましょう。

ひとを知る

代表取締役
古屋宰

高校卒業後医薬学科に進学するも、飲食業の道に。8年間働いていたレストランを買収し事業をスタート。県内にコンセプトの異なる店舗を7店舗、スタッフに事業の継承を進めながら現在に至る。食肉加工業、商品開発、コンサルティング業にも従事。現在は、支援学校の理事を務める傍ら、就労支援事業所を第二創業し、レストランで使う食材を作る加工場をオープン。飲食業を通じて、業界の可能性を最大化をするべく日々挑戦中。

SDGsへの取り組み

  • 【12】食品ロスを出さないようにし、電力も極力抑えながら機械を稼働させるなど、無駄を省く努力をしております。

企業プロフィール

企業名株式会社BaseLine
所在地013-0063
秋田県横手市婦気大堤字田久保下204-1
創業年2013年創業
代表者代表取締役 古屋宰
事業内容
  • 飲食
  • /不動産
  • /コンサル
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