企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は1963年に創業し、切削工具事業からスタートいたします。当時は時計部品(りゅうず)を加工しているお客様に、折れにくい段付きドリルを提案し喜んでいただきました。これをきっかけに弊社も時計部品の製造に挑戦し、工具と時計の2本柱の事業がスタートいたしました。時計事業では、1980年代にケース(外装)製造ができるようになり、ケースの受注を開始し、さらに1990年代には完成時計の製造に着手するだけでなくOEM事業、さらには2005年には自社ブランドへと発展させました。また工具事業においては、1990年代に徐々に大企業からの下請けをやめ、2000年代には自社ブランド(KYOWA)を確立し、国内の問屋との取引を始めます。このように、下請けだけではなく自社製品へと挑戦したことが弊社にとっての大きな転換期となりました。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
工具事業は小径サイズの製造を得意としており、自社カタログにおいて製品は細かいサイズピッチで展開しております。取り扱う工具の材質は超硬だけではなく、一般的に取り扱いの少ないCBNやPCD素材の工具を製造することも可能です。また、お客様が希望する形状の工具を製造する特注オーダーも得意としており、様々な業界のモノづくり現場に貢献しております。また弊社の時計事業は研磨技術が強みであり、特にザラツ研磨を得意としております。ザラツ研磨やMORE構造という特殊な構造を用いた自社ブランド時計の仕上げは、国内外で好評をいただいております。さらに、高級時計やジュエリー時計のOEM受託も可能です。両事業とも世界市場に向けて自社ブランド製品のさらなる拡販を目指しております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た秋田地域の魅力について教えて下さい。
秋田は人口減少の一途を辿っておりますが、自然が美しく豊かであることが特徴です。水がキレイなのも良いところで、だからこそ秋田では美味しいお米や美味しいお酒が生産できるのだと思います。また、四季折々の山菜も魅力です。さらに、日本三大うどんの1つである「稲庭うどん」は関東にはない、細くてツルツルとした麺と食感がとても美味しく、関東から秋田を訪れる際は、よく食べております。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
一番は、素直で向上心のある方です。弊社では、工具と時計という技術が必要な業界です。先輩たちから教わったことを素直に受け入れ、それを向上させていくことで、技術が習得できると考えております。もちろん、先輩たちは責任をもって後輩の面倒を見ます。そうであっても、技術の習得には長い時間がかかるため、弊社に根を下ろして、技術を磨いてほしいと思っております。職人の世界には、世間に不完全なものを出さない、という信念や、自社ブランドへの誇りがあります。このことを理解したうえで共感していただける方と働き、共に業界を盛り上げてまいりたいです。
ひとを知る
代表取締役
鈴木豪
大学卒業後、OA機器商社へ入社し営業職に就く。1999年に当社(協和精工)へ転職し、OEM時計の営業を担当。併せて自社ブランド「MINASE」の立ち上げを行う。2014年に代表取締役に就任。工具事業では設備投資を積極的に行い市場の要求品質に応えられる製造ラインを確立。時計事業ではMINASEブランドを国内35か所の百貨店や専門店での取り扱い、海外では欧米や東南アジアにも市場を広げている。
SDGsへの取り組み
- 【9】【12】【15】リサイクル(再生)こそが、可能な商品開発の継続・販売強化であると弊社は考えております。
- 【7】【12】【17】生産管理の強化と、いうことでFコストのカットと余剰在庫・材料費の削減に努めております。
- 【3】【8】【11】社会貢献活動の積極的参加。社会の課題を解決するため、自社の技術と製品を通して社会貢献をしております。
企業プロフィール
企業名 | 協和精工株式会社 |
---|---|
所在地 | 〒012-1103 秋田県雄勝郡羽後町林崎字三ツ盛34-1 |
創業年 | 1963年創業 |
代表者 | 代表取締役 鈴木豪 |
事業内容 |
|
WEBサイト | リンクはこちらから |
求人応募ページ | |
企業ロゴ |