企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
長年続けていた営業職で、世の中には障がいによって非常に生きづらい思いをしている方や挑戦することを諦めている方が一定数いることを知りました。この現状を解決し人の役に立てるような仕事をしたいという気持ちから生まれたのがエバーグリーンです。生きづらいと思っている方には、社会や地域、家庭の中でかけがえのない存在であるということに気が付いて欲しいと思っております。そのための活動として2022年に始めたのが、自社商品開発企画「あきたのたからばこ」です。与えられた仕事だけをするのではなく、自分たちでゼロから物をつくり販売まで行うことで自社商品を使ったお客様の声が届くようになり、ご利用者様もよりやりがいを感じるようになりました。障がいがあったとしても、持ち合わせている高い能力をより発揮できる事業です。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
就労支援A型事業所というのは、労働時間が一般の会社より短く、なおかつ障がいを抱えている部分についてはケアを行うという違いがあるだけで、一般の民間企業となんら変わりはありません。月曜日から金曜日、10時から15時まで働きながら月1回の社内研修を実施したり、日頃からご利用者様を客観的に見て自身では気付きにくい潜在的な要素を伝えたりすることで、一般就労・自立のためのバックアップをしております。弊社の特徴は、2022年9月に始めた自社商品開発により、仕事を与えられるのではなく自分で仕事を作ることのできる環境があるということです。弊社のご利用者様は、一般就労しようという意志が非常に強い方が多く、ほとんどの方が弊社に来た2年目で巣立っております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た秋田地域の魅力について教えて下さい。
秋田の魅力は、海と山と水に恵まれ、はっきりとした四季を五感で感じられるところです。中心部から15分ほど車を走らせると、豊かな自然が広がっているの体感する事ができます。また風情のある温泉も沢山あります。一方で秋田県民にはのんびりとした方が多く、発信下手な方が多い県民性とも言われる事もあります。しかし反対に、こちらの地域には発信がなされていないだけでまだまだ有形・無形の資産が存在しているのです。秋田に目を向ける人が多ければ多いほど、隠れた魅力がどんどん見つかると思うので、微力ながら弊社のスタッフや利用者さん一同、力を合わせて秋田を発信していきたいです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
素直で前向きであることが大前提として、年齢に関わらず自分はまだ成熟していないと思っている方です。例えば人生経験も社会経験も長く、自分は何でも知っていますという方は、既に「成・熟」しているのでそこからの成長は無く先は腐る一方だと考えております。確かに自信を持って生きることも必要です。しかし、多くのことを経験してなんでもできますよというようでは、成長意欲に欠けるのではと思います。いくつになっても世の中には知らないこと・わからないことが多いです。「限りある人生に限りない成長を」という弊社の経営理念の通り、限りある人生の中で、どこまで成長できるのかと考えられる方と一緒に仕事をしたいと思っております。
ひとを知る
代表取締役
相澤和芳
大学卒業後、営業職に従事し主にファイナンシャルプランナーとして資産形成や生活設計などに携わる。仕事を通じた出会いやきっかけがあり55歳で遅咲きの起業を果たす。一般就労を目指す障がいのある方々に職業訓練を提供する会社で独自のスキームを用い、現在まで8人の方を一般企業に送り出し定着率は100%。また、就労支援継続事業所では珍しい自社商品開発販売も行う。
SDGsへの取り組み
- 【8】正規雇用制度規定を令和4年3月に策定し、障がいを持つ方の自立支援を行っております。
- 【10】利用者が安心して弊社で働けるよう、無期労働契約制度規定を令和4年1月に策定しました。
- 【11】障がい者の就労支援として、月1回の研修等を実施し、毎年最低1人は一般就労できるよう努めております。
- 【16】秋田県産だけの食材を使って、自社開発の商品を生産しております。
- 【17】利用者さんのパートナーとなり、一般就労するというゴールに向かって伴走しております。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社エバーグリーン |
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所在地 | 〒010-1435 秋田県秋田市仁井田潟中町12-5 |
創業年 | 2020年創業 |
代表者 | 代表取締役 相澤和芳 |
事業内容 |
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