企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
夏目代表は、認知症の母の介護と仕事を両立するため独立し、フリーのケアマネジャーとして活動していました。その後、難病を抱える娘が無理なく働ける環境を模索した結果、自ら就労継続支援B型事業所を立ち上げることを決意します。事業の柱には、安価な労働力として搾取されがちな従来の「農福連携」ではなく、自立した農業を目指して自社農園でのにんにくやイチゴ栽培を選択しました。天候による収益の波という課題に直面し、ハンドメイド製品や下請け作業も導入しながら試行錯誤を重ねて基盤を構築。設立から4年目を迎えた現在では地域での知名度も上がり、紹介による利用者も着実に増加しています。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
当事業所の最大の強みは、障がいの程度に関わらず、利用者同士が自然に助け合う「思いやりの風土」です。例えば袋詰めの際、難しい工程をできる人が担い、次を別の人が引き継ぐなど、互いの力量を認め合って自発的にフォローし合っています。この関係性は、無理に指導したものではありません。代表自身がスキルの優劣で人を比較せず、一人ひとりに平等に接する姿勢を貫いているため、その背中を見た利用者にも自然と助け合いの精神が浸透しました。幅広い年齢層の仲間が交流する中で、辛い時には「しんどい」と素直に言える安心感があり、誰もが自分らしく、笑顔で作業に取り組める温かい環境が築かれています。

御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
当事業所が考える地方創生とSDGsは、地域課題の解決と障がい者の経済的自立の両立です。現在、地方では若者の流出や農業の後継者不足により耕作放棄地が増加する一方、引きこもりなど社会から孤立する人が増えています。私たちはこの空き農地を活用し、生産から販売まで一貫して行う6次産業化に挑むことで新たな地域産業の創出を目指します。同情に頼らず一般市場で通用する価値を生み出して収益を上げ、一般就労で傷ついた人が安心できる居場所を守りながら、「年金+α」の収入で生活の質を向上させる。この福祉と経済の好循環こそが、誰も取り残さない持続可能な地域づくりだと考えています。
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企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
当事業所の最大の魅力は、障がいの有無に関わらず、互いの個性を認め合いフラットに助け合える温かい環境です。代表自身が福祉業界で40年の経験を持ち、現場のリアルを知り尽くしているからこそ、形だけの資格よりも「人としての温かさと資質」を何より大切に評価します。私たちが求めているのは、年齢や経歴ではなく「障がいに対する深い理解と寄り添う心」を持った方です。現場の状況を見て「次に何が必要か」を先読みし、段取りよく動ける方を歓迎します。利用者のペースを尊重し、ともに「今日も一日楽しかった」と笑い合える居場所づくりにあなたの力を貸してください。
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ひとを知る
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代表取締役
夏目 球子
地元で小中高を過ごし、4年制大学へ進学。卒業後は時代の煽りを受けて就職難を経験し、地元で家庭教師等に従事する。その後、縁あって和歌山市内の生協病院(組織部)へ入職。看護師とともに夜間の地域を回り、組合員の予防医学推進や病院立ち上げの資金づくりに3年間奔走した。自身の体調不良を機に帰郷した際、父親が設立した現在の法人の前身である障がい者作業所を手伝い始めたことを契機に福祉の道へ進み、現在に至る。
SDGsへの取り組み
- 【1】障がい年金だけでは苦しい生活を支えるため、下請けから脱却し農業の6次産業化で「年金+α」の工賃を実現します。
- 【3】障がいの程度で区別せず互いに助け合い、「今日も楽しかった」と心から笑い合える安心の居場所を提供します。
- 【8】自社農園での生産から販売まで一貫して行い、確かな収益と働く誇りを創出します。
企業プロフィール
| 企業名 | 株式会社なつめ |
|---|---|
| 所在地 | 〒644-0011 和歌山県和歌山市湯川市冨安1880-1 |
| 創業年 | 2011年創業 |
| 代表者 | 代表取締役 夏目 球子 |
| 事業内容 |
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| 企業ロゴ | ![]() |





























































