高校卒業後から林業に携わり35歳で独立しましたが、当時は梅収穫の手伝いや、他社の下請けをしながら徐々に実績を積み、自社で山林を所有するに至りました。当時は経済的な不安もありましたが3年目頃から軌道に乗り、2016年に法人化いたします。しかし順風満帆であった最中、社内事故が発生し、この仕事に志をもった大切な仲間を失いました。その当時は本当に苦しかったですが多くの方に支えられ乗り越えることができたことをきっかけに、これまでの業界の未来のことはあまり考えず自分が儲かればいいという考え方が180度変わり、業界の未来を本気で考えられるようになりました。これからもこの仕事に志をもった仲間を一人でも多く育て、未来につながる仕事に向かって邁進していきたいです。

弊社の強みは社員のキャリアアップに対する体制や、個々の目指す姿に合わせて柔軟に対応していることです。個々の意見を尊重し、この仕事に携わる方を一人でも多く増やし、長く働いていただきたいと考えております。その結果、近年は林業社会において多様性が生まれ、幅広い仕事を受けることのできる体制が構築されました。「100年先の担い手を育てる」というポリシーのもと、今後も積極的にこの仕事の存在意義やオモシロさを発信してまいりたいです。そのためには、自社だけが発展するのではなく、和歌山県の林業全体が発展していくことが大切だと考えております。

田辺市は全国で2番目に広大な面積を誇る地域です。リゾート地である白浜町も近く、海の恩恵を受け漁業も盛んであるところも魅力に感じております。また、世界遺産熊野古道を有し、広大な山林から生産される木材の一大産地であり、古くから林業が栄えている地域です。「紀州材」というブランド木材のプロジェクトも立ち上がっております。このように田辺市は、海と山を中心とした地域資源が豊富な地域です。現在も人口減少や、林業への従事者不足など課題は多くありますが、それだけ可能性を秘めた地域であり、今後も地域の発展にも尽力してまいりたいと考えております。

特にどのような方に応募してもらいたい、という具体例はありません。しいて言えば、林業に興味がある方です。もちろん最低限のルールやマナーはありますが、弊社では林業という枠の中でどのような仕事をどのように行うかは、会社が個々人に合わせていくというスタンスをとっております。共に働くことになった方とは必ず何か強いご縁があると思っているため、いらっしゃった方全員に林業のオモシロさを伝えたいと本気で考えております。年齢も関係ありません。この仕事に魅力を感じ興味を持っていただけた方は、弊社にご一報いただけますと幸いです。