企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
風牧場は1990年、創業者が「自社牧場の生乳でヨーグルトを作りたい」との思いから有限会社として誕生しました。地元に支えられ保育園や学校、介護施設へ提供を続けてきましたが、高齢化に伴い自社での搾乳を終え、標茶町産生乳100%への転換という大きな決断を経験します。その後、経営譲渡を経て株式会社となり、2025年に現代表の加藤が就任。未来を担う子どもたちへ酪農の価値を伝えるため、町内の小中学生と公募し、一緒に名付けた「ティアラヨーグルト」を発売。「ティアラヨーグルト」のデザインも地元である標茶町のデザイナーと制作。これからも全国へ標茶町の魅力を届ける挑戦を続けていきます。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
風牧場の強みは、“待つヨーグルト”として誕生したティアラヨーグルトの独自性にあります。賞味期限14日目に最も味が深まる体験型の商品で、丁寧な仕込みや自主検査による衛生管理、15年以上の経験を持つ工場長の技術が品質を支えています。代表加藤が運営する育成預託法人との業務提携により財務基盤も安定し、社内では共有ツールによる迅速な連携と定期ミーティングで働きやすさを追求。さらに、地元小中学生の接客体験など地域に根ざした活動も進めています。標茶町内で価値を育み、その魅力を全国へ届ける挑戦を続けていきます。
御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
風牧場の所在地・北海道標茶町は人口減少と若年層流出が進み、酪農の担い手不足が深刻化しています。弊社は町内唯一の地元生乳ヨーグルト製造販売会社として、学校給食提供などを通じ、子どもたちに酪農の魅力と食の大切さを伝える取り組みを続けています。催事参加やEC展開では標茶町を広く知っていただく発信を強化。さらに直売店での接客体験や名称公募など、地域の子どもが主体的に関われる機会を設けています。これらの活動はSDGs「4 質の高い教育」「8 働きがいも経済成長も」「12 つくる責任つかう責任」に該当し、子どもたちが地元を誇れる環境づくりの一端を担っています。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
風牧場では、新卒・中途を問わず、ものづくりや地域貢献に関心を持つ方を歓迎しています。ヨーグルトの製造・品質管理・販売に携わるため、経験よりも「前向きに学び、成長しようとする姿勢」を重視しています。また、地域の子どもたちとの取り組みや、標茶町の魅力発信に共感してくださる方にとって、やりがいの大きい職場となっております。そして商品を受け取ってくださる方との出会いを大切にしております。

ひとを知る

代表取締役社長
加藤拓也
酪農学園卒業後、父の経営する家畜商の会社へ入社。その後、ホルスタイン種の育成預託法人を設立し、現在も経営。受託範囲を全国へ広げる。2025年1月より、35年以上地元酪農家と歩んできた風牧場の経営を引き継ぎ、標茶町で唯一のヨーグルト製造を担う立場に。酪農経営からは見えにくい視点で風牧場の経営方針を切り替え、恩返しと地方創生の思いを胸に、子供たちへ誇れる未来を残す挑戦を続けたい。
SDGsへの取り組み
- 【8】地域の雇用創出と柔軟な働き方整備で、誰もが成長できる職場づくりを進めています。
- 【11】子ども参加型の地域活動と地元産業の発信で、誇りを持てる町づくりを支えています。
- 【12】地元生乳を無駄なく活かし、品質管理を徹底しながら持続可能な製造体制を守っています。
企業プロフィール
| 企業名 | 株式会社風牧場 |
|---|---|
| 所在地 | 〒088-3145 北海道川上郡標茶町字熊牛原野10線東5-9 |
| 創業年 | 1990年創業 |
| 代表者 | 代表取締役社長 加藤拓也 |
| 事業内容 |
|
| WEBサイト | リンクはこちらから |
| 企業ロゴ | ![]() |



























































