弊社創業には2人の恩人との深い繋がりがあります。一人目の恩人は、代表・工藤実が14年間の東京生活で最後に勤務した企業の社長です。転職を認める交換条件として「いつか社長になる」という約束を交わしました。二人目の恩人は、転職先秋田の社長で、たくさんの挑戦機会をいただきました。尊敬する恩人たちから学んだ「働きがい」を世の中の人々に提供することを目標に、人材育成研修や経営支援から弊社はスタートしました。転換点は2015年に秋田の恩人から伝統的な観光文化事業「あきた舞妓」運営会社の経営再建の相談を受けたことです。馴染みのない分野でしたが、対話を重ね深く関わることでどんな企業が対象であっても「働きがい」は高められることを実感する機会になりました。

「あきた舞妓」事業の立て直しにより、円滑なコミュニケーションさえ出来れば、専門分野外の業種であっても対応できる自信が付きました。携わる企業様には、必要な権限を与えてもらいます。そして企業の内側に深く関わることで組織を内側から変革します。その日常を通じて恩師に教えていただいた「働きがい」をそこで働く人たちに実感してもらえるように努めています。企業の経営再建やアクセラレーションを通じ、地域経済の活性化に貢献したいと思っています。今後は、現在弊社と業務委託で活躍しているような、秋田の優秀な女性たちを正社員登用し、結婚や出産でキャリアが途絶えた「女性のリスタート」への一助を目指しています。

「秋田犬」や「秋田美人」は極めて有利性の高い秋田の魅力的な地域資源だと感じています。これらは「他の都道府県にはない価値」です。もちろん、自然や人柄の良さ、食、酒、温泉は言わずもがな秋田の魅力だと言えるでしょう。しかし、これらは多くの地方や地域にも共通した魅力です。重要なのは全国各地、あるいは世界から見たときに持続的に通用できるコンテンツかどうかだと思います。「秋田犬」や「秋田美人」は秋田にしかないブランド価値です。「秋田美人」という言葉が、ただ「美しい女性」という見た目だけではなく、男女問わず秋田県民のもつ「利発さ」や「知的さ」の魅力をも包括していくものになれば、より持続可能な資源になると思っています。

最も重要視しているのは「コミュニケーション能力の向上に貪欲な人材」であるかどうかです。当社の業務は企業を内側からサポートしたりプロデュースしたりするという性質から、経営者様や従業員様と同じ目線をもって、日常を共有しながら課題解決に取り組むことを基本としています。この取り組みによりクライアント様の人材が成長し、我々も成長できます。その結果として地域社会が成長することを目指しています。「コミュニケーションに始まり、コミュニケーションに終わる仕事」だということを理解し、そこに働きがいを感じてほしいと思っています。これらの考えに共感していただける方に応募してもらえると嬉しく思います。