企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は1927年(昭和2年)5月、北海道浦河町にて創業開始いたしました。蒲鉾製造を主力生業に水産加工業を営んでまいりましたが、戦中戦後の混乱期を乗り越えたものの、工場が火災に見舞われたことから一時事業を断念します。その後、1977年(昭和52年)に3代目代表の中井英光が、現在弊社の位置する北海道伊達市にて操業を再開いたしました。そこで、1980年(昭和55年)に発売した「キンキいずし」が、地元伊達市の「一村一品」に認定され、札幌など道内各地の物産展などに出展するきっかけとなり、現在では冬の北海道を代表する伝統食として弊社の看板商品にまで成長いたしました。近年では、発酵技術を応用した醸造事業や、菓子食品製造事業も行い、事業の多角化を図っております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社の主力商品群であるいずしの中でも「キンキいずし」は、北海道内をはじめ東北、東京などの百貨店や大手量販店にて秋冬の主力商品として取り扱われるほどに強いブランド力を誇る人気商品です。こちらのブランド力を生かし、近年では魚醤油「きんきの露」や、土産菓子「大人のビーフパイ」「ほたてパイ」などの新製品拡売を図り、さらに今年の夏には初の洋食ジャンルへの挑戦として、北海道産ホタテを活用した「白ワインにあう北の生マリネ」を開発し、販売を開始いたしました。このように弊社では、多様化する消費者嗜好に合わせた商品開発を積極的に行っております。また、主な販路である道内外の百貨店や大手量販店だけでなく、弊社独自に行ってきた通販事業も大きく拡大中です。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た北海道地域の魅力について教えて下さい。
まず、自然素材の宝庫であることが最大の魅力です。北海道の中でも弊社の位置する西胆振地域は、噴火湾でとれる海産物や温暖な気候を活用した農水産物の種類が豊富で、弊社の食品製造に必要不可欠な素材である、ホタテやマツカワ鰈、鮭類、そして米や野菜などの優れた食材が育つのに非常に適しております。ほかにも、洞爺湖や登別、ニセコなど世界的に有名な名所を抱える国内有数の観光地でもあり、日本国内のみならず世界的に情報発信が可能な地域であることも魅力です。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
年齢やキャリア、性別に全く関係なく、新しい仕事に常にチャレンジ精神を発揮できる人材を求めております。弊社は、食品の製造メーカーであり、求められるのは常に「新製品」開発とそれに伴うアイデア力です。同業他社などが取り組んでいない未知のジャンルでの新製品開発こそが弊社の目指す方向性であり、弊社の特徴ともなっております。このような弊社の社風を理解し、苦労を厭わずともに新しい歴史を作っていくことに喜びを感じられる人材に来ていただけることを願っております。

ひとを知る

代表取締役
及川昌弘
北星学園大学卒業後、北海道内の流通業界専門紙記者として19年間キャリアを積む。東京と北海道で出版社を立ち上げ独立を果たすが、折からのインターネット社会到来を背景にアナログ出版不遇の時代を迎え、10年続けた事業を断念。その後北海道に戻り、義父の経営する水産加工会社の中井英策商店に入社。経営を引き継ぎ、現在に至る。
SDGsへの取り組み
- 【3】弊社従業員は勿論、弊社に関わる全ての方々の幸せと働きがいを実現し、物質面だけでなく心の健康を付与できる企業となることを目指しております。
- 【11】弊社の地元素材を活用した商品開発と安定した雇用、そして人材育成を通じ、地域に貢献できる企業を目指します。
- 【14】弊社商品の大切な素材となる水産素材を活用するため、海産物を生み出す海の環境を保護し、地域が誇れる海を守り続けます。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社中井英策商店 |
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所在地 | 〒059-0273 北海道伊達市南稀府町18-12 |
創業年 | 1927年創業 |
代表者 | 代表取締役 及川昌弘 |
事業内容 |
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