企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
1997年の拓銀倒産に伴い、父が手放したホテルナトゥールヴァルト富良野を2003年に買い戻し、代表として立つこと20年。2011年には東日本大震災で経営不振にも陥りましたが、オンリーワンのホテル経営を掲げ、満足度経営・業務改善にシフトチェンジし、経営はV字回復。2017年には、経営難の芦別市のスターライトホテルの指定管理者として運営を開始いたしました。また、2019年12月「おふろcafe」のフランチャイズとしてリニューアルするも、直後にコロナ禍が直撃。しかし道内初のおふろcafeが若い世代に支持され、弊社の売上は伸びておりました。富良野市は市内全体が落ち込む中、芦別の成功事例をベースに、道外客から道内のファミリー層にシフトしたことで、富良野のホテルの中でも1人勝ちのホテルとなったのです。さらに2022年、経営難の新冠町のホテルヒルズの指定管理者としても運営を開始いたしました。地元の良さと、弊社のカラーを融合させ、初年度から黒字運営へと回復し、再生のプロ企業として現在注目を浴びております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
旗艦店である「ホテルナトゥールヴァルト富良野」では、ミキハウスのウェルカムベビー認定を取得し、ファミリー層を中心に圧倒的な支持を得ているという点において強みであるといえます。また、芦別市の「芦別スターライトホテル」や新冠町の「新冠温泉ホテルヒルズ」のように、経営が厳しくなっていたホテルの指定管理者となって、リブランディングやリニューアルを行い、コロナ禍でも売上を更新し続けるなど、経営を軌道に乗せております。これまでに培った運営のノウハウを生かした、ホテルの再生力が弊社のもう一つの強みです。今後も道内各所に活動の場を広げ、地域活性に貢献してまいります。

御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
弊社は、地域の魅力を最大限に活かした施設作りを通して、衰退が進んでいる地方地域の経済活性化を目指しています。地域コミュニティとの連携を強化し、地元産食材を積極的に活用した料理や、その地域の豊かな自然を生かしたサービスを提供しています。
また、各施設に関しては、働くスタッフやそのまちに住む人々の協力があってこそ成り立つ運営であり、次世代に豊かな自然と文化を繋げるため、地元学校との連携した取り組みや、廃棄物削減にも注力しています。未来志向の視点を持ちながら、北海道の豊かさを持続可能な形で世界に発信していきたいと考えています。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
当社は、北海道の魅力を発信するホテル・温泉施設・飲食店などの運営を行う企業です。お客様に心地よい時間を提供するため、チームで協力しながら主体的に行動できる方を歓迎します。職種により経験は問いませんが、接客や調理などに興味を持ち、新しい知識を学びながら成長したい方を求めています。また、季節ごとのイベントや新規事業の立ち上げに関わる機会も多く、アイデアを活かして挑戦できる環境です。地域に根ざしつつ観光業を盛り上げたい方にはやりがいのある職場です。

ひとを知る

代表取締役
小林英樹
1974年富良野市生まれ。札幌市の専門学校に進学後、寿司店、料亭などで修行したのち、父親が経営する株式会社北誠荘に入社。バブル崩壊、阪神大震災の影響で経営悪化をきっかけに事業を譲渡し、譲渡先に入社。そこで営業手腕を発揮し上り詰め、2003年に前身となる(有)北倶楽部を設立、代表取締役に就任。事業譲渡から5年後にホテルを買い戻し、わずか10年で北海道内でも高く評価されるホテルヘと成長させた。
SDGsへの取り組み
- 【8】若いスタッフを積極的に登用するほか、男女の差別なくスタッフを育成しております。また、外国人のインターンシップ、技能実習生を積極的に採用し、不安なく働けるようにサポート体制を整えることで、幅広い顧客層を受け入れ、地域文化の発展に繋げてまいります。
- 【12】食材ロスを減らすほか、二次活用を行い無駄に飲食物が廃棄されないようにしております。さらに、地域の食材や物産を積極的に取り入れ、農家や漁師ともパートナーシップを結び、一次産業との相乗効果を図っております。
企業プロフィール
企業名 | 北海道ホテル&リゾート株式会社 |
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所在地 | 〒076-0034 北海道富良野市北の峰町14-46 |
創業年 | 2003年創業 |
代表者 | 代表取締役 小林英樹 |
事業内容 |
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企業ロゴ | ![]() |