企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
代表である吉田孝史の父春雄が、1996年に創業した吉田春雄商店が始まりです。弊社のある湯沢市は海から遠く、古くから塩蔵や乾物中心の文化が育まれておりました。そのため、弊社も創業当時から乾物と塩物を取り扱っております。しかし、賑わいを見せておりました地元の商店が次第に廃業し始めたため、大型販売店への営業を強化します。もちろん、なかなかうまくいきませんでしたが、とあるご縁がありスーパーに置いていただくことができました。現在では東京のアンテナショップなどに商品を置いていただき、変わらぬ地元の味を楽しんでいただいております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社はスケトウダラやエイを使用した乾物、鰹節・昆布などの製造・加工・販売をしております。伝統的な味を守り、手間を惜しまず作り続けてまいりました。また品質にもこだわっており、昆布はもっともよい等級のものを使用しております。さらに『凍干たら』や『干かすべ』に使うスケトウダラやエイも北海道近海で獲れたものを使用した一級品です。このような乾物は秋田県の内陸に位置する湯沢市だからこそ、育まれた食文化です。秋田県の方はもちろん、全国の方に味わっていただきたいです。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た秋田地域の魅力について教えて下さい。
弊社の位置する湯沢市は、山形県と宮城県に隣接する秋田県の最南東部にございます。水が豊富な地域であり、弊社の乾物作りには欠かせません。この地域の水でなければならない、と感じております。また、四季がはっきりしており、それぞれの季節ごとに様々な行事がございます。夏には、「七夕絵どうろうまつり」というお祭りが佐竹南家の城下町で開催されております。浮世絵美人が描かれた灯籠が多く灯され、非常に華やかなお祭りです。他にも冬には、雪のお堂や犬っこ像を作る「犬っこまつり」もございます。厄除けや安全祈願のためのお祭りで、花火も打ち上げられます。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
弊社の看板商品である「鰊昆布巻」、「棒たら煮」、「かすべ煮」などは、まだ食品の保存技術が発展していない時代から秋田県南部で食されてきた伝統の味です。そのため、食に関わる仕事に就きたい方や、地元の伝統食品を次の世代に継承していきたいという意欲のある方に応募していただきたいと考えております。必須ではありませんが、製造業ですので体力や器用さも必要な一面もございます。例えば鍋を運ぶ力作業や昆布を巻くといった器用な作業があり、注意していただきたいです。
ひとを知る
代表取締役
吉田孝史
大学卒業後、秋田中央水産㈱に入社。1976年に父が経営する吉田春雄商店に就職し乾物卸小売業に従事。1985年頃から乾物を原材料とする鰊昆布巻・棒たら煮・かすべ煮の製造販売に注力し、現在に至る。
SDGsへの取り組み
- 【7】プラスチックの削減に努めております。
- 【14】【15】海の資源はもちろんのこと、山菜など陸の資源も使用した製品作りを行っております。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社かんぶつの吉田 |
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所在地 | 〒012-0826 秋田県湯沢市柳町2丁目1-5 |
創業年 | 1966年創業 |
代表者 | 代表取締役 吉田孝史 |
事業内容 |
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