企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
漁業者によるヒロメの種苗生産が数年連続で失敗するという状況を解決するため、2019年にヒロメラボを起業しました。限られた予算や人手で、水産試験場の様な高価な装置や専門性の高い操作を行わずとも、成功率の高い手法を構築することができました。しかし、生産量が増えても売り先が無ければいけません。そこで、縁あって田辺市主催の「たなべ未来創造塾」に6期生として参加しました。それによって、ヒロメの販路拡大を目指したビジネスプランの作成だけでなく、地域の様々な団体や事業者様との連携も生まれ、業務の幅が広がりました。そのため人材確保のために、空き家を活用して海の仕事に関わりたい人の拠点作りもはじめました。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
自社の強みは、ヒロメに関する高い専門性だけでなく、海の生物や自然環境についての幅広い知識と経験がある点です。また、漁業やマリンレジャー、水族館など様々な業種の経験や業界との繋がりがあり、海に関して多角的に捉えることができます。さらに、これまで大学生の実験や実習の指導、水族館でのレクチャーや実験教室、自然体験活動のプログラム作りを実施してきました。そのため、フィールドでの安全管理はもちろん、大人から子供、初心者から専門家まで対象に合わせた幅広いガイドが可能です。ヒロメに関する業務以外にも、潜水調査や軽作業、水中撮影、カヤックのガイド、自然体験プログラムの講師や講演などを受託しています。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た和歌山地域の魅力について教えて下さい。
田辺市は国内有数のヒロメの産地であり、古くから養殖が行われ、食文化も根付いています。田辺の海や山の一部は吉野熊野国立公園に指定されており、それぞれ豊かな自然やアクティビティを満喫することができます。また、世界文化遺産の熊野古道をはじめとした歴史や文化を堪能することもできます。夜には和歌山県随一の飲食街「味光路」で、ヒロメはもちろん和歌山の自然が育んだ季節の食材を味わうことができます。しかし、なんといっても田辺の魅力を引き出しているのは地域の皆様です。地域を大切に思う人が多く、助け合い、持続可能な地域づくりに向けた取り組みもなされていることから、ヒロメラボという特殊な仕事も成り立っています。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
「美味しいヒロメを広めたい!」という趣旨に賛同してくれる方は大歓迎です。水産系でなくとも、例えばITやデザインなどの異業種からのアプローチでも構いません。しかしそれだけでなく、ヒロメラボでは海での調査や研究、漁業、船舶、マリンレジャー(ダイビングやカヤック)、飼育(アクアリウムや水族館)、食品、自然体験など幅広い分野の業務に携わることができます。そのため、海への好奇心と、海の魅力を人に伝えたいという気持ちがあり、知識や技術の習得に意欲的な人材を求めています。最初から専門知識や技術は不要です。好きな生き物や学びたいこと、叶えたい目標などがあれば、積極的に楽しんで取り組んでもらいたいです。
ひとを知る
代表
山西秀明
和歌山県田辺市出身。東海大学海洋学部で、縁あってヒロメの研究に取り組み、大学院に進学して生態調査や機能性成分の分析などを行う。その後、和歌山県に戻り「すさみ町立エビとカニの水族館」に就職。田辺市でヒロメの養殖が不調であると知り、大学で学んだことを地元のために活かせる機会だと一念発起し、独立してヒロメラボを設立。「美味しいヒロメを広めたい!」を合言葉に、養殖用の種苗生産やヒロメの普及を目指している。
企業プロフィール
企業名 | ヒロメラボ |
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所在地 | 〒646-0012 和歌山県田辺市神島台24-18 |
創業年 | 2019年創業 |
代表者 | 代表 山西秀明 |
事業内容 |
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