企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は、1976年に家具(タンス)の下請け企業として創業いたしました。タンス業界の隆盛とともに工場も大きくなりましたが、生活スタイルの洋風化の影響で、タンスの需要が激減するとタンスメーカーは次々と倒産。それに伴い、弊社も下請けの仕事が激減するなか、タンス作りで余った端材を小物製品に加工することで新たな販路を開拓します。現在は下請けから脱却し、木製小物を中心に全国の小売店へ卸販売を行っております。ここ4年ほどはリブランディング事業に取り組み、SASAKI・pirkamonrayke・supernovaという3つのブランドを立ち上げ、国内だけでなく海外市場を見据えた取り組みを行っております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
SASAKIのモノづくりはクラフトマンシップと機械加工の双方の特性を活かし、一点物に近い造形とロット生産可能な精度を両立させることが真骨頂です。そこには働くメンバーたちの創意工夫が詰め込まれております。だから私たちはクラフトマンでもあり、同時にオペレーターでもあります。製品のひとつひとつに形状のデザイン性とユーザーの機能性を兼ね備え、さらに工程に紐づく効率化とコスト管理まで含めた検討が繰り返し行われます。弛まぬ試行錯誤が常に新しい技術と加工を生み出し、SASAKIらしい製品と職人を育ててまいります。モノとともに育つメーカー、それがSASAKIです。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た北海道地域の魅力について教えて下さい。
旭川地域は山々に囲まれた盆地で、森林資源の多い地域です。明治時代後期に鉄道の開通や軍隊の設置により、多くの建具・家具職人が全国各地から移住してきたことで、木工産業・家具産業の盛んな地域になりました。弊社も創業当時から家具業界に従事し、家具の産地という恩恵を受けたなかで木製小物作りに特化した活動を行っております。また、30年以上前から家具分野において国際デザインコンペを開催しており、近年では旭川市がユネスコ創造都市ネットワークの「デザイン都市」として認定され、国内外からデザインを取り入れた活動をしている街として注目を集めております。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
弊社では一点モノの製作もしますが、多くの場合は中量生産(50個~1000個)でモノづくりをします。大まかな加工は機械で行い、細部は手加工で仕上げることで、生産性と質の高いモノづくりを両立させております。社内は分業制であり、最初から最後までひとりで完成させるのではなく、それぞれの部門が責任をもって加工し、次の部門につなげる生産体制です。そのため、モノづくりが好きで、自分が手掛けたプロダクトで多くの人たちに喜んでもらいたい方。俯瞰的に仕事の流れを把握して、時間配分が出来る方。問題をひとりで抱え込まず、上司や同僚に相談し協力を得ながら解決できる方が弊社の求める人財です。
ひとを知る
代表取締役
佐々木雄二郎
2002年に父親が経営するササキ工芸へ入社。37歳で父親の後を引き継ぎ2代目社長に就任。2019年より会社のリブランディングに取り組み、2021年に産地間協業プロジェクト「pirkamonrayke」と異素材加工プロジェクト「supernova」を発表。翌年2022年に自社のブランドロゴを変更するとともにオフィシャルコレクション「SASAKI」を発表。この3つのブランドと共に世界に向けて展開中。
プレスリリース
SDGsへの取り組み
- 【8】国内だけでなく海外へも事業展開を進めており、自分たちが手掛けたプロダクトで世界の人たちに喜びを与えることがやりがいに繋がり、業界の経済成長を支える一助になります。
- 【9】木材だけでなく人工大理石を加工して製品を創り出すなど、業界の常識にとらわれず自社の持っている技術の転用をすることで旭川地域の木工加工の技術革新に寄与します。
- 【12】素材を最後まで使い切ることを意識し、購入した木材や人工大理石は出来るだけ細かい端材も貼り合わせながら使用し、最後に残った木っ端や切れ端、削り屑は冬期間の暖房用の燃料として活用し、最後まで使い切ることを実践しています。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社ササキ工芸 |
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所在地 | 〒079-8424 北海道旭川市永山14条3丁目4-10 |
創業年 | 1976年創業 |
代表者 | 代表取締役 佐々木雄二郎 |
事業内容 |
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